2021-01-01から1年間の記事一覧
● 棚沢直子氏書評・図書新聞 2021年10月29日号 ● 竹倉史人氏書評・週刊読書人 2021年10月29日号 多彩かつ深遠な眼差し : 『見出された縄文の母系制と月の文化』 書評 竹倉史人 / 人類学者 2021年6月刊行 高村逸枝の女性史研究を継承し、先史縄文に〈母系・母…
〈神話思考シリーズ全三巻〉の第Ⅲ巻目が、今年春に刊行しました。 ・9月に「図書新聞」でインド神話学者・沖田瑞穂さんとの対談が掲載されました。 図書新聞 2021年9月11日(土曜日) 和光大学にて (松村一男氏) (沖田瑞穂氏) ・神話と宗教は今日もなお、国家…
●脇地 炯(わきぢ けい)さんのこと――炯さん追悼 〈かくべつの追悼文を残した文芸記者〉 本年(2021年)1月18日、脇地炯さんは満80歳で急逝した。近くの店に買い物に出かける途中で倒れ病院に運びこまれたまま、亡くなったとのこと。東京では密葬とし…
● 年々、夏の天気がはげしくなってくる・・・ 日本列島らしからぬ暑さに溺れながらも、日々汗を拭いつつ街を彷徨ううちに、いつしか摩天楼で切り取られた都会の空にも秋の気配が感じられるようになってきました。 「仕事で出会った、たいせつな知己・友人」…
『見出された縄文の母系制と月の文化』〈縄文の鏡〉が照らす未来社会の像高良留美子 著 コウラ ルミコ 詩人として出発した著者は、女性史研究、思想家としても多くの著書を残し、現在88歳。一貫した、女系文化へのまなざしは、詩人としての言葉の深さととも…
夏至の夕暮れ@渥美半島先端の伊良湖岬 左手は潮騒の島・神島、右手が恋路ヶ浜です。 恋路ヶ浜は柳田國男が若い頃、漂着した椰子の実をみつけた浜です。 太陽は対岸の鈴鹿山脈に沈んでいきます 日没後30分近く経っていますが、いつまでもいつまでも西の空が…
『神話思考Ⅲ 世界の構造』 松村一男著 ● 現在、和光大学総合文化学科教授。IACM(国際比較神話学会)のディレクターとして比較神話学研究の国際的連帯を進めており、東京外国語大学において非常勤講師として世界各国からの留学生に日本宗教と日本神話を英語…
百花咲き乱れ、気持ちの良い若葉の季節になりました。 冠状疫情は変異株が主流になりつつあり、まだまだ先が見通せません。為政者たちの妄言や虚言に惑わされることなく、予防習慣を確実に実践し、「本を片手に!」日々を楽しく有意義に過ごしてまいりましょ…
屋久島町役場本庁フォーラム棟にて、 新井靖雄『雪の屋久島』写真展が開催中です。 現地での開催ということで、新井さんの感慨も一入と思います。 期間:4月10日(土)-4月18日(日) 9:00~17:00 www.town.yakushima.kagoshima.jp いつのまにか自由な旅行や移…
あいにくの小雨模様なので昨日の桜風景を 今年は咲くのも散るのも早く、あと数日で葉桜になりそうです。 図書出版-言叢社ホームページ
春分ですね。 二至二分は地球上で循環する生命共通の節目です。 冬至から既に三ヶ月。百花繚乱の季節がやってきました。 ところで古本屋で気になるタイトルの本を見つけて手に取ってしまったのですが・・・ ご安心ください、紙の書物は無くなりませし、絶滅…
時には海外からの視点を借りてこの10年を振り返ることも、たいせつではないかと思います。 www.bbc.com
福島原発事故から10年、何も本質がかわっていない現在の状況に暮らしながら、飯舘村民として考えていることを、著者である菅野 哲(かんの ひろし)さんから伝えていただきました。飯舘村長は、事故以前から以後まで菅野典雄氏が村長として在任し続けてきま…
旧正月を迎えました。 寒さも少し和らぎ、日差しも徐々に力強くなってきていますね。今年はいつにも増して春の訪れを嬉しく感じますが、皆さんはいかがでしょうか。 新冠病毒感染症については、第三波が収束の兆しを見せつつあり、ワクチン接種もそろそろ準…
☆感想文を寄せていただきました! 『誰だって誰かのヒーローになれる』を読んで 大学在学時の恩師の紹介により、拝読しました。 私が興味をひかれた部分以下3点について、感想を述べてみたいと思います。①夫婦の子育て協力②親が正しい情報を得ることの重要性…
●新井靖雄さんのこと 新井さんは、秩父市の消防署で働きながら、山岳写真を主に撮っていた人で、今は秩父山岳連盟の副会長(会長は清水武司氏)、停年後の仕事として、夏場は山小屋の管理人をつとめています。 もちろん秩父の山の写真がいちばんのライワーク…
詳しい内容は、言叢社のホームページをご覧ください。 ↓こちらの「既刊」をクリックしていただくと、リンクになっています。 既 刊 www.kinokuniya.co.jp 「誰だって誰かのヒーローになれる」って、ホントだよ! 図書出版-言叢社ホームページ
「図書新聞」に掲載された書評を紹介いたします。 ↓本書の詳しい内容紹介は言叢社のホームページをご覧下さい。リンクはこちら 既 刊 www.kinokuniya.co.jp
2021年第二弾は、立命館大学文学部教授 檜枝陽一郎(ひえだ よういちろう)さんによる自著に関するエッセイです。 『民衆本狐ライナールトと検閲』に寄せて 檜枝 陽一郎 狐は餌がなく餓えた時は、死んだふりをして鳥をおびき寄せ、捕らえて食べてしまう。そ…
チャタル・ヒュユク遺跡の巨牛:牛の背を跳び越える儀礼(?)の壁画(巨牛の周りに沢山の人々)、9000年前 トルコ現在、エチオピアの少数民族バンナ族では、男子が成人儀礼として、「ブルジャンピング」という儀式があるという。牛を10頭ほど一列に並べて、…