ことばのくさむら

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謹賀新年

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チャタル・ヒュユク遺跡の巨牛:牛の背を跳び越える儀礼(?)の壁画(巨牛の周りに沢山の人々)、9000年前 トルコ
現在、エチオピア少数民族バンナ族では、男子が成人儀礼として、「ブルジャンピング」という儀式があるという。牛を10頭ほど一列に並べて、その背に次々と跳び乗って4往復する…まさに「ブル(牛)」「ジャンピング(跳ぶ)」のだそうです。挑戦する男子は全裸で、牛の糞を塗りたくって、挑戦する。この儀式を乗り越えないと大人として認められないのだそうだ。立ちはだかるものの、時に現る、ということか。

 

あけましておめでとうございます。2021年、「かのとうし」年が始まりました。

世界が疫病に翻弄され続けた2020年でしたが、まだまだ気を緩めることはできません。

生命の儚さや生きていることの尊さ、そして親しい人ばかりではなく、まだ出会ったことも無い人々の無事を祈り、その人の家族や住んでいる国の安寧をも願うことが、コロナ禍下ではもはや日常の一部になりつつあります。人間とは、氷河期を越えて進化を遂げ、また疫病を経て生命の神秘と尊さを確かめ合う生きものなのかもしれませんね。

 

さて、新年第一弾は書評のお知らせです。

図書新聞」に菅野哲(かんの ひろし)さんの自伝的著作『〈全村避難〉を生きる』の書評が掲載されましたので、お知らせいたします。

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www.kinokuniya.co.jpAmazonにも読者の感想が寄せられていましたので、以下にリンクURLを掲載しておきます。詳細なレビューです。

Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: 〈全村避難〉を生きる: 生存・生活権を破壊した福島第一原発「過酷」事故

 

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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