ことばのくさむら

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本年の新刊案内 その4

・『民衆本狐ライナールトと検閲』
 民衆本『狐ライナールト』・『狐ライナールトあるいは動物の審判』
 檜枝陽一郎 ひえだ よういちろう
 
名著『中世オランダ語 狐の叙事詩―ライナールト物語・狐ライナールト物語』(第50回日本翻訳文化賞受賞)に続く著者の動物叙事詩研究の完成版。民衆化本の完訳とともに、活版印刷の普及、活字本の民衆化とともに、教会と王権権力の狭間でいかに「検閲」がおこなわれ、また、「検閲」の事態を繰り込むことで物語叙述の構造がいかに変容したかを精細に追究し明らかにしています。

 

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